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12歳年下の彼と入籍する話
第5章 ホテルルネッサ
……と…考えると…、ひとつ。
女として、彼の彼女として
…と言うか今月には入籍するのだし
もう両親の顔合わせも
先週済ませてるんだから。
婚約者…として…気になる事…。
港斗君は……そう言う感じの
こう…夜のお店?えっちな
サービスを提供してくれるお店??
風俗店…と言うのに…、
行った事は…あるのだろうか??
「ねぇ、港斗君って…
そう言う感じの…お店とかって…」
『福原にある感じの店って
事ですか?……大阪の難波とか
梅田の、兎我野町とか
そう言うお店が…集まってる
夜の街ありますけど…ね。
大学時代の飲み会の後に
先輩に連れて行かれそうには
なった時とかありましたけど…』
と…ちょっと言葉を濁す感じで
話を…して来て…。
ある…んだろうなって。
そんな風に見てたのが顔に出てたのか。
『流石に…泡の国は…
僕も…経験は無いですよ?
僕が…行った事あるのは、
日本橋にある…、
メンエスお店…ですけどね?』
???
泡の国=ソープランドは
そう言う感じのお店の知識が
全然無い私でもわかるんだけど。
メンエスのお店なら…
行った事があると言われて。
そのメンエスとやらは
一体なんなんだろう??
メンエスと言うのは
メンズエステの略で。
男性向けのエステサロンは
ホットペッパービューティーとかに
載ってたりするけど、それは
普通の女性が受けるエステを
男性向けにしてる…エステサロンで。
ちょっとえっちな恰好をした
綺麗なセラピストさんが
…マッサージをしてくれる…らしい。
出してくれる…サービスは無くて、
お客さんからのタッチも
出来ない感じのお店なのだそうで。
「福原って…どこなの?」
『神戸にある…風俗街ですよ』
「えっ?神戸市にそんな場所あるの?」
遊郭のある花街として、有名なのは
東京の吉原のイメージだが。
京都の島原、そして神戸の福原と
3ハラとして…知られる…
3大遊郭…だったのだそうで。
遊郭は無くなってしまったが
今でも多くのソープランドが
立ち並ぶ…夜の街…なのだそうだ。
『元々は福原は、平清盛が
別荘を構えていた土地で、
都を福原に移す計画を
していたみたいですけどね』