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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第25章 疲労と卑陋
ウルフの価値観も、シーライオンの恋愛観も、ベアーの世界観も、理解できないという感じだったけど、理解できないということが、私にはもどかしかった。

何でも左右、上下、前後、答えや結論を求める傾向がある私には、理解ができないということほど、苛立ちを感じたることはなかった。

別に、正しいか間違っているか、善か悪かとか、そんなものを求めるわけではなく、純然たる感覚として把握したいという欲求が私のなかから湧いてきていた。

エッチは愉しむものというウルフや、あるいはジラーフの価値観。

容姿やスタイルではない、まして、性格などではない恋愛観。

そして、何より不可解なのが、「縄」という世界観…。

縄で縛られて、何がいいのかしら?ネットで調べても、「縄酔い」とか、「縄に陶酔」「縄に堕ちる」「緊縛調教」などの言葉や写真が見つかって、ある意味、ベアーのあのサイトと同じ…。

多くの人が惹かれる理由がわからなかった。どう見ても、痛々しいだけ。実際、お尻を叩かれたり、蠟燭を垂らされたり、鞭打たれたり、痛みが伴うものも…。

ある一種の倒錯?性的倒錯?パラフィリア?性的異常?変態性欲?いろいろな言葉が頭をかすめた。

どれも、言葉として知っていても、実際には、知らないも同然で、私の知る範囲に、そういう人はいなかった…。もしくは、カミングアウトしていないだけで、そういう人はいるのかもしれないけど…。そう、ベアーのサイトでも顔を隠している人が、何人もいた。

ということは、その人自身も、自分は性的異常だと、性的倒錯だと、変態性欲だと自覚しているということ…。わかっているのに、なぜ?無知でわからないで、そういう世界に入っていったり、そういう世界観にハマったり、落とし入れられたわけではなく、自発的に、そうなる理由がわからなかった。

ベアーのサイトの告白でも、半数は自発的。半数はパートナーなどからの勧誘に応じた感じだった…。

それに、縛られて、叩かれて、嗚咽しながら、嬉しいという感情が出てくることが理解できなかったわ。
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