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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第7章 情報屋
「そんな書類、簡単に手に入るのか?」

と、訊く正井。

「んなわけないでしょ。うちのお店の常連の弁護士に取らせたのよ。デートとセックスと引き換えに。その分は請求してもいいでしょ?」

と、訊く裴恵奈。

「わかったよ。それは必要経費だからな」

と、話す大神。

「係累が旦那と子供か」

と、確認する百々。

「そして、その旦那も坐骨神経痛。戦力外だな」

と、笑う久万。

「坐骨神経痛は自分の医院で治療しているのか?」

と、確認する大神。

「いいえ。他の病院ね。大学時代の同級生がいる病院に通院しているわ」

と、病院名も話した裴恵奈。

「一人で?」

と、訊く百々。

「バカなこと言わないの。坐骨神経痛で一人でって、この奥さん、鬼じゃない」

と、笑う裴恵奈。

「ということは、付き添っているということか?」

と、確認する大神。

「そうよ。それしかないわ。万が一、途中で坐骨神経痛の症状が出たら困るからね」

と、答える裴恵奈。

「交通手段は?」

と、確認する大神。

「公共交通機関でしょうね。坐骨神経痛で車の運転は無理だし、奥さんには、自動車免許を取った形跡はないわ。それに、家にも車はゲレンデ1台限りで、最近は動いた形跡がないわ」

と、話す裴恵奈。

「そうなのか?」

と、確認する大神に、

「そうよ。奥さんが就職活動で出した某企業への履歴書にも、免許の欄に『普通自動車運転免許』の文字はないし、祖母の通院のときも、看護師の話だと、正面玄関から出て駅に向かっていたみたいだし、病院の駐車場を利用した形跡はないわ。足の悪かった祖母の通院に車を利用していないということは、やはり、免許はないと見ていいと思う。あと、それに、3日間、張り込んだけど、ゲレンデは動いていないわ」

と、話す裴恵奈。

「そうか。張り込みの費用も請求していいぞ」

と、言って、久万や百々、正井の顔を見る大神。

「公共交通機関を利用となると、例の作戦が良いかもな。しかも、一緒に旦那がいても、坐骨神経痛で戦力外だ。これは愉しめるぞ」

と、笑う大神に、それに応えて頷く百々、久万、正井、裴恵奈。
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