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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第32章 銀座
ある人が言ったわ。
「銀座にホストクラブはない」
と…。え?じゃあ、ジラーフのお店は…。気になった…。貰った名刺には、銀座七丁目の文字…。
私は5月の中旬に、東京ミッドタウン日比谷で、どうしても見たかった映画を見てから、銀座を歩いた。
並木通り…。この辺りのはず…。ジラーフの店は…。6Fとあるから、ビルの6階。住所の場所にあったのは、雑居ビル。1階こそ、ブランドショップが入っているけど、横の扉から入ると、ホール。そこにエレベーターがあって、横には昭和な雰囲気のフロアガイド…。
「CLUB・GIRAFFE」とだけ書かれていた。小さな雑居ビルなのに、ワンフロアに他にも書かれていた。
でも、クラブと書かれているということは、ホストクラブ。銀座にホストクラブはないと言っていた人を思い出して毒づいたわ。
あるのは、わかったし、帰る?でも、ここまで来たから会う?ダメよ。会って、なんて言うの?お元気?って、おかしいわ。
あることはわかったのだから、帰ろう…、と思ったとき、後ろで声がした。
「やっと来てくれたんだね」
と…。振り返ると、ジラーフが立っていた。両手でワインの瓶が入った袋を抱えていた。
「違うわ。『銀座にホストクラブはない』って聞いて、あなたのお店が本当にあるのか気になってきただけよ」
と、私が話すと、
「そうか。『銀座にホストクラブはない』はその通りだよ」
と、ジラーフが答えた。
「え?」
と、思わず私が言うと、
「ここにあるのは、クラブだよ。男性が楽しむ場所さ。この時間は開いていないけど、店がオープンするまでには、女の子たちが来るよ」
と、笑うジラーフ。
「あなた、ホストじゃないの?」
と、思わず訊いた。ジラーフは笑いながら、
「そうだよ。俺は元ホストだよ。今はマスターだよ」
と、答えた。やっとわかった。ジラーフはホストだけど、彼がしている店はホストクラブではなく、単なるクラブだということ。クラブをホストが経営していけないという法律はないのだから、そういうケースもあるのね…。
「それなら、お店の女の子と遊べばいいんじゃない?」
と、私が話すと、
「わかっていないな。お店の女の子は商品なのさ。商品に手を付けたらマスター失格だよ」
と、ジラーフは笑った。なんとなく、わかったような気がしたわ。
「銀座にホストクラブはない」
と…。え?じゃあ、ジラーフのお店は…。気になった…。貰った名刺には、銀座七丁目の文字…。
私は5月の中旬に、東京ミッドタウン日比谷で、どうしても見たかった映画を見てから、銀座を歩いた。
並木通り…。この辺りのはず…。ジラーフの店は…。6Fとあるから、ビルの6階。住所の場所にあったのは、雑居ビル。1階こそ、ブランドショップが入っているけど、横の扉から入ると、ホール。そこにエレベーターがあって、横には昭和な雰囲気のフロアガイド…。
「CLUB・GIRAFFE」とだけ書かれていた。小さな雑居ビルなのに、ワンフロアに他にも書かれていた。
でも、クラブと書かれているということは、ホストクラブ。銀座にホストクラブはないと言っていた人を思い出して毒づいたわ。
あるのは、わかったし、帰る?でも、ここまで来たから会う?ダメよ。会って、なんて言うの?お元気?って、おかしいわ。
あることはわかったのだから、帰ろう…、と思ったとき、後ろで声がした。
「やっと来てくれたんだね」
と…。振り返ると、ジラーフが立っていた。両手でワインの瓶が入った袋を抱えていた。
「違うわ。『銀座にホストクラブはない』って聞いて、あなたのお店が本当にあるのか気になってきただけよ」
と、私が話すと、
「そうか。『銀座にホストクラブはない』はその通りだよ」
と、ジラーフが答えた。
「え?」
と、思わず私が言うと、
「ここにあるのは、クラブだよ。男性が楽しむ場所さ。この時間は開いていないけど、店がオープンするまでには、女の子たちが来るよ」
と、笑うジラーフ。
「あなた、ホストじゃないの?」
と、思わず訊いた。ジラーフは笑いながら、
「そうだよ。俺は元ホストだよ。今はマスターだよ」
と、答えた。やっとわかった。ジラーフはホストだけど、彼がしている店はホストクラブではなく、単なるクラブだということ。クラブをホストが経営していけないという法律はないのだから、そういうケースもあるのね…。
「それなら、お店の女の子と遊べばいいんじゃない?」
と、私が話すと、
「わかっていないな。お店の女の子は商品なのさ。商品に手を付けたらマスター失格だよ」
と、ジラーフは笑った。なんとなく、わかったような気がしたわ。