この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第32章 銀座
「それで足りるの?」

と、一応、気になったから訊くと、

「ま、もう、CLUB GIRAFFEも、あと数日だからね」

と、苦く笑うジラーフ。

「え?」

と、訊くと、

「女の子のいないクラブなんて存続できないさ。3月で働いていた女子大生が3人卒業して、4月に2人が移籍して、残っている3人だけじゃやっていけないし、今から新しい女の子を集めて接客から教えて育てる気力もない」

と、ジラーフが嘆いた。

「どうして、そんなにみんないなくなったの?」

と、訊くと、

「原因は俺だ。俺がやる気をなくしたからさ。女子大生3人もこの店に就職するって言ってくれていたんだが、俺がやる気をなくしたことに気が付いて、最初は、励ましてくれていたけど、俺が『真っ当な就職をしろ』と言って、就職活動をさせて、何とか、就職するところがあったのさ。秋田や山形から東京まで大学に進学させて、就職もせずに、水商売の女にさせては悪いと思ったのさ。以前なら、そんなことはなかったさ。『水商売を極めろ』とか言って、一人前にしていただろうけど。俺様自体が、続けていく気力がないのさ」

と、ソファーに座ってしみじみと話すジラーフ。

「どうして?気力がなくなったの?」

と、私は訊いた。店も年期は入っている感じだけど、清掃も行き届いていて、絨毯もふかふかで綺麗だし、雰囲気もムードがあって、私とは縁のなかった世界だけど、大人の雰囲気が漂っていたから。

「気力…。やる気っていうのかな。女の子って、褒められると綺麗になるんだよ。俺様は、元ホストだからさ、褒めるのは上手なんだよ。だから、働く女の子たちを褒めて、褒めて、自信を持たせることができたんだ。そうすると、女の子は輝いて綺麗になれる。だから、俺様は、褒めれば綺麗になれる地方出身の原石を見つけるようにしていた。そして、みんな綺麗になって、巣立っていった。それでいいと思っていた。でも、この半年、その言葉が紡げなくなったんだ。褒めようと思っているのに、言葉が…」

と、ジラーフは言葉に詰まったわ。

「でも、さきほどだって、私に上手に話していたじゃない」

と、私が話すと、

「そうさ。本当のことだからさ。千佳子に出会ってから、頭の片隅に、ずっとその面影があってさ。ふと、比べるんだよ。目の前に女の子と…」

と、話して、天井を見上げるジラーフ。
/242ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ