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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第32章 銀座
「自分は違うと?」

と、私が笑いながら訊くと、

「どうして笑う?」

と、問い返すジラーフ。

「私から見たら、同じだから」

と、笑ったわ。頭というか、耳の後ろの髪の毛を掻きながら、

「そうなのかもしれないが…。きっかけは確かに、ハイエナが持ち込んだ情報だったけど、会うたびに、魅かれていったんだ。ホストということで良く勘違いされるけど、軽いノリで女の子を口説いたりはしないんだぜ。女の子を気分良くさせるために、お世辞をいうのは、事実だけど、口説くのは本当に好きな女だけさ。だから、女の子に、『綺麗だね』『可愛いね』『素敵だよ』とかは、いくらでも言うけど、『好きだ』『愛している』とかは、言わない。全部、本音だし、本当のことしか言わない。普通の男と違うのは、思っていることをを臆面もなく言えるってことだけさ」

と、真面目に話し続けるジラーフ。

「わかっていないのかもしれないけど、千佳子は、もの凄く魅力的なんだよ。それを感じているのは、俺だけじゃない。シーライオンもウルフもベアーも感じていると思うよ。みんな、千佳子の魅力にメロメロだから」

と、話すジラーフ。

「わからないわ。先ほどの女の子なんて、可愛いし綺麗だし、それこそ、素敵な感じなのに」

と、笑うと、

「それは、さっき答えただろ。すぐに媚びる女はダメなんだ。まして、関係するような女は」

と、笑うジラーフ。

「それって、単に他人の奥さんが欲しいだけなんじゃないの?」

と、話すと、

「そんなことはない。ホストってのは、客の大半は人妻だぜ。当然、金を積まれて、求められれば、することだってある。常連なら当然のように、そういう関係になるし、『これからもご愛顧を』ってことですることだってある」

と、笑うジラーフ。確かに、ホストってそういう仕事なのかもしれない…。

「『抱いて』と求められる立場のホストが、『抱きたい』ってなるくらい、千佳子は素敵なんだよ。魅力的なんだよ」

と、私の目を見つめるジラーフ。なんとなく、自尊心をくすぐるというか、自信を与える言い方…。

小学校から大学院までガリ勉で通した私…。『抱きたい』『魅力的』と言われたことはなかった…。夫は、私の知的な部分を認めて、そこを褒めてくれることが多かった。ある意味、先生が生徒を褒める感じだったわ。
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