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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第34章 再会
俺様は、暗鬱な気分が続いていた。春は出会いと別れの季節というが、店で働いていた仲間が減る。例年なら、別れだけでなく、出会いもあるのだが、やる気をなくしてしまっていた。

店の女の子も、スカウトの求人に応募してくる女の子を見ても、トキメキを感じなくなっていた。原因はわかっている。千佳子だ。

あのことがあって以降、俺様の頭も心も、何もかも、千佳子に染まった。俺たちは、千佳子のカラダを奪ってモノにできたかもしれない。しかし、俺たちが欲しかったのは、そんなモノではないということに気が付かされた。欲しかったのは、千佳子の心だった。しかし、それは手には入らない。それを痛感する時間があの時間だった。そして、その後の時間も、それを確認する時間だった。

やはり、高嶺の花は、分け入って花を摘んでも、その花は高嶺でしか咲かない。育たない。俺たちが持ち帰ったのは、花弁だけだったと思い知った。

一度、カラダを奪えば、心まで奪えると、過去の経験から思っていた。実際、拉致して連れ去って、散々に輪姦して、調教した女は、連絡すれば、嬉々としてやって来た。なかには、もう一度と懇願されることもあった。

世の中の女の多数はイクという経験をしていない。だからこそ、イクという経験をしたら、病みつきになる。まして、イキまくるという経験などあり得ない。それを体感した女は、そこから離れられなくなる…。それを俺たちは経験として知っていた。

しかし、千佳子は、そうではなかった。結局、俺達4人がかりで、やっと、1度イカせただけだったからかもしれない。癖にはならなかったのだろう。まして、調教できたなどとは口が裂けても言えない内容だった。

シーライオンもウルフも、ベアーも、千佳子の前に敗れ去り、最後の最後で俺様が仕留めた…そんな内容だった。いつもならこんなことはなかった。千佳子の無言の抵抗に俺たちは破れた。

一言も発しない千佳子に、俺たちは、惚れた。それが敗因だ。

泣かない、怒らない、媚びない、怖がらない。ただ、無表情に、冷めた視線で、俺たちを見ていた千佳子。

強い女だと思った。と同時に、その夫である吉見医師に嫉妬した…。俺達すべてが。

そして、俺たちは、千佳子を奪い取りたいと思った。その千佳子が、現れた。
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