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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第9章 電車痴漢
「次回、通院時に、私が様子を見るわ。警察ならある程度わかるわ。それに、桜田門なら、融通の利くヤツがいるから」

と、私は話してニヤッと笑った。

「買春したことがあるヤツがいるってことか?」

と、訊く正井。

「そう。常連だった男が、まさかの偉いさんで。ま、バラされたら、一巻の終わりだからね。何度か情報を貰っているわ。ま、その事実もバラされた終わりなのだけど。ま、定年まで、言うことを利いてもらうわ。だから、通報があったかどうかくらいなら教えてくれると思う。ただ、鉄道警察は無理。だから、そっちだけね」

と、私が言うと、

「それなら、攪乱するのも一つの手だな」

と、言い出したのは、大神。

「ウルフ。どうするんだ?」

と、訊く百々。

「同日、同時間で、多発的に、痴漢の呼びかけをするのさ。鉄道警察の人数は限られている。拡散してしまえば、こっちのものだ」

と、笑う大神。

「その必要はないわ。私の勘だけど、あの女。通報はしないわ。だから、念のために桜田門に確認して、通報がなければ、鉄道警察に通報はないと思う」

と、私が話すと、

「どうしてそう思う?」

と、大神が確認してきた。

「痴漢の被害を通報したら、いろいろ訊かれるのは有名な話。男に訊かれると、マジでウザいぐらい興味本位で訊いてくるし、女だと、それはそれで、疑いの目で見てくるとか、それも含めて有名な話。だから、通報はハードルが高いし、あの女のあの雰囲気。吉見を庇う気だろうし、巻き込まないつもりよ。だから、夫に知られないように、この表情なのよ。自分が犠牲になって夫を守るって感じね。坐骨神経痛じゃあ戦力外なのもわかっていて、自分を犠牲するってある意味、女のというか、妻の鑑かもしれないけど、この際は利用できるわ」

と、私が笑うと、

「そういう健気なタイプは好みだよ。そう、健気とマゾは相性がいいからね」

と、笑う久万。

「そうね。あの女、夫に、今回のことは隠すと思うわ。夫を心配させたくないって思うだろうから。だから、そこが付け目よ。二度目の痴漢は大丈夫だと思う。でも、保険で、桜田門に確認するわ」

と、私は話して、桜田門に確認の電話を入れた。そう、通報があれば、連絡をくれと頼んだわ。
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