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第13章 千佳子攻略戦

全体に細く、巨乳好きだとか、巨尻好きには、多分、物足りない感じかもしれないが、だいたい、胸が大きい、尻が大きい女というのは、知性を感じさせない女が多い。それに、胸も尻も大きいと、調教しても単なる雌豚になりかねないが、千佳子の場合、その心配はなさそうだ。

特に、表情がいい。少し儚げで、憂いのある表情…。あれは、男の情欲を煽る。

それに、そこから苦悶に歪む顔が見たいと思うのも男のある種のロマンかもしれない。確かに、あんな『いい女』を妻にした同僚がいたら、嫉妬するなという方が無理なのかもしれないとも思う…。だが、どうせなら、自分の力で手に入れろとも思うが、ま、その力がないから、俺たちの仕事が成り立つわけだが…。

あれだけの上玉なら、結構、金になるし、俺たちも愉しめる…。

ということで、俺たちは、通院の付き添う千佳子に痴漢を試みたわけだが、痴漢自体は成功したとは言えなかった。まさか、ポーカーフェイスを貫かれるとは思わなかったからだ。

ま、この間までバージンだった女だから、感度が決して高くはないと思っていたが、感度云々以前に、意志の強さだと感じた。夫に知られたくない、夫を心配させたくない、夫を巻き込みたくない、そういうことだろう。健気で、旦那だったら、こんな妻は最高かもしれない。こちらとしても突け込むチャンスでもあっただが、まさか、あれほどとは…。

撮影した動画を見ても、一瞬、苦悶の表情はあったが、感じているような素振りは全くなかった…。

クリトリス、ヴァギナ、アナル、ニップル…。すべてを責めて、あの動画だから…。

落胆していたが、ジラーフの助言が、まさか現実になるとは…やはり、女の心を読み解く能力は高いようだ。助言というのは、痴漢をする際に、使った玩具をヴァギナやアナル、ニップルに残すことだった。

俺たちは、そこから足が付くことを恐れた。正井は、

「大丈夫だ。通報する可能性は極めて低い。当然、警察が玩具を調べる可能性も極めて低い。リケジョの探求心をくすぐるんだ。それに、勉強ができる奴は、予習・復習をする。何より課題に慣れて克服しようとするはずだ。勉強ならそれでいいが、玩具に慣れるっていうのは、どういうことか、わかるよな？」

と、俺たちに言った。言いたいことはわかったが、そんなにことがうまく運ぶとは思えなかった。