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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第5章 再婚まで
確かに妻が亡くなって以降、暗かった家も、男ばかり4人で、それはそれで、ざっくばらんに話もでき、男臭いながらも、明るさを取り戻してきた。

しかし、本当にこれでいいのか?という疑問も抱き続けていた。

再婚の話はいくらでもあったが、年頃の息子たちがいることもあって断り続けてきたが、千佳子なら、今日の頼賢、頼賀の様子や今の話しぶりからしても、困難は少ないのではないか?と、考え始めていた。まあ、そもそも、そう考えるようになったこと自体、俺が千佳子に好意を抱いていたからだろうが。

とはいえ、ハードルは高い。こっちは、50歳前のロートルだ。今日は、たまたま話が再生医療の話だったから話せたが。現実的には、好意を伝えること自体、セクハラかアカハラになりそうだ。それに、そんなことを伝えて、学術的なことと恋愛を混同していると侮蔑されるのも、悲しい。

自然な流れで、想いを伝える方法はないか、模索し始めた。人というのは、考えれば、考えるほど、想いが募る。

最初は好印象くらいだったものが、好意に変わり、頭から離れないようにまでなっていた。

そんななか、いつもの月例の診察の予定日が来た。そう、千佳子の祖母の診察。付き添いに千佳子が来るか、その日は朝から緊張していた。何かを話すわけではない。ただ、採血をして、結果を伝えるだけだった。

採血は採血をする場所が決まっている。そこで看護師たちが採血をしていく。その結果が医師に渡されるのだが、それについて説明するだけのルーティーン。それでも、いつになく緊張したのを憶えている。

千佳子が付き添って、千佳子の祖母にあたる千鶴子が入ってきた。採決の結果を伝え、変わりないかなどを問診する。千鶴子が、

「先生は、死別されたと聞いているけれど、再婚のご予定はないのかしら?」

と、いきなり切り出した。隣にいる千佳子の顔色を見る限り、打ち合わせなしのぶっつけ本番だったのかもしれない。アタフタしている千佳子。いや、俺自身もしどろもどろになりながら、

「良縁があればいいのですが」

と、だけ答えて頭を掻いた。

「良縁。それはなかなか難しいですね。こんなことを不躾にお尋ねしたのは、この孫が、先生とどこかの講演会か何かで一緒になったと申しまして、熱心に先生のことを話すものですから、もしかして、こういうことも縁であればと思いましたの」

と、話す千鶴子。
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