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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第15章 病院からの帰途
リーダー格の男が、

「見直したよ。か弱い感じかと思ったら、しっかりしていて。普通、あんな動画を撮られたら、『消してくれ』とか、泣きつくものだが、そんなものどうでもいいという感じだな」

と、話して私を見た。弱みを見せるわけにはいかない…。だから、

「動画を撮って意味があるの?自分たちが痴漢をしている、その犯罪行為の一部始終を撮って。そんなものがあったら、自分の首を絞めるだけよ。警察沙汰になったら、それが動かぬ証拠になるだけだもの」

と、笑うと、

「なるほど。そうかもしれない。でもね。こういう動画はネット上では、需要があるのでね。一部だけ公開して、全体のデータが欲しいヤツを募ると、金になるのだよ」

と、男は言った。

「私みたいな三十路の女じゃ価値があるのかしら?もっと若い綺麗な女の子ならともかく」

と、自嘲したら、

「自分の魅力がわかっていないようだな」

と、返す男。横の優男も、フッと笑って、

「『己を知り敵を知れば百戦危うからず』というが、どちらも知らない感じだな」

と、言って私を見た…。私がそちらを見ると、視線を合わせて、

「名門女子中学から高校のお嬢様で、最難関大学、大学院卒のリケジョ。それでいて、そのスタイル。しかも、清楚で哀愁漂う雰囲気。男なら、見ただけで勃起ものだぜ」

と、笑った。下品…。睨むと、ニヤッと笑い返してきた。睨まれるのも計算済みという感じだったわ。

「あなたたちは私のことは調べたのかしらないけど、いろいろ知っているのね」

と、話すと、頷いて、

「そうだな。さっきジラーフが言ったが『己を知り敵を知れば百戦危うからず』ってヤツさ。ただ、一方的に、俺たちが知っていて、そちらが知らないというのは、不公平だな。自己紹介して方が良いかもしれないな」

と、リーダー格の男が話した。

「好きにしたら。私はあなたたちに興味なんてないから」

と、答えると、

「だから、『敵を知れば』だぜ」

と、笑うジラーフと呼ばれた優男。

「いいわ。だったら、聞いてあげるから、自己紹介して」

と、私が答えると、頷いて、リーダー格の男が、

「俺はリーダーの通称『ウルフ』。痴漢師さ」

と、笑った。やはり痴漢…。というか、

「痴漢師って自分で名乗るものなのね」

と、私が話すと、満足そうに頷いた。
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