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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第15章 病院からの帰途
「それと縄師は、女性が多い感じはある。ハイエナだって、縄師だよな?」

と、訊くベアー。ハイエナが、

「私は縄師じゃないわ。縄も使うことがあるだけで、スパンキングが好きなだけ。ま、サディストなのは間違いないし、アブノーマルなのも一緒かもしれないけど」

と、話して笑いながら、私を睨む…。

「ま、縄師と結婚する女がいるとしたら、縄師しかいないって感じかな。ま、稀少な縄師同士で結婚するなんて、それこそ、確率的には、自分に雷が落ちる確率より低いし、もしかしたら、隕石に当たって死ぬ確率よりも低いかもしれん」

と、笑うベアー。笑うと、厳つさが和らぐ感じ。

「あなたたちもクソ真面目ね。こんな女の質問に、イチイチ答えて」

と、笑うハイエナ。ムッとした顔を見せたのは、ジラーフとシーライオンの2人。それを宥める感じなのはリーダーのウルフ。たしかに、ジラーフとシーライオンの2人は、真面目に、結構、長々と私の興味本位の質問に答えてくれていたわ。

質問に真面目に応えるというのは、誰であっても好印象。少なくとも無視したり、適当に流すのとは、まったく違う印象になるもの…。いくら、痴漢集団だとしても…。

いろいろな業界事情、結婚事情。短時間の会話だったけど、わかったことは多かったわ。

私が思ったことをまとまると、ジラーフの知的さ…。多くの女性と関わってきて身に着けたのか、そもそも、そういう育ちなのか、わからないけど、知識はありそうだし、当たりもソフトで、ホスト稼業を長く続けられたのは、人柄の良さだと思ったわ。そして、シーライオンの恋愛に対する考え方。

セックス産業で働いて、性的欲求は満たせても、愛情欲求を満たすことができなかった2人の過去…。そして、性的欲求より、愛情欲求を満たしたいと思う2人の将来の夢。

私とは正反対…。私は夫の愛情を感じていた。でも、性的欲求は満たされることはない。ただ、私はそれに不満はなかったけど、この2人は不満を持っている感じだったわ…。
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