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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第16章 交渉決裂
「吉見先生の奥さんが亡くなったとき、看護師たちは湧き立ったのよ。吉見先生が再婚するなら、再婚相手に選ばれるチャンスがあるかもしれないって。さすがに私は職場を離れていたから、そんな期待はしていなかったけど」

と、笑うハイエナ。人の不幸で湧き立つ…理解できない世界…。そう思ったわ。

「でも、先生は『再婚しない』と言って沈静化させた。理由はお子さんたち。受験を控えた大事な時期だということや、思春期で難しい時期だということを仰ったと思うわ。『そうね』ってみんななって、諦めた…。そして、3年が過ぎた。そこに降って湧いたように、『吉見先生に患者が付き添いで連れてきている孫娘を勧めている』って話が広まったわ。厚かましいにもほどがあるって看護師たちは、怒り心頭だった。そう、孫娘って、あなたのこと。わかる?」

と、話すハイエナ。話の流れはわかったわ…。なぜ、怒り心頭なのかはわからなかったけど…。だって、夫が看護師の誰かと付き合っていたわけでも、再婚相手は看護師から選ぶと言っていたわけでもなく、勝手に期待していて、その通りにならないから怒るって理解不能だったから。

「なぜ、怒り心頭なの?確かに、私は祖母の付き添いで病院を訪れていたわ。そして、たまたま、大学院の研究発表に参加して、その発表会に基調講演に来ていたのが、祖母の担当医だった夫だったわ。祖母が診察後にいきなり、夫に私を勧めたのは事実だけど、そもそも、きっかけは研究発表のときに、私が挨拶したら、夫が話しかけてくれたからよ」

と、私が話すと、

「でも、結局、結婚に至る経緯は同じでしょ。あなたの祖母が勧めたからよ。周囲の看護師たちは狙っていても、先生が再婚を考えていないと言い切っていたから、抑えていたのに、あなたに取られた。『鳶に油揚げをさらわれる』って感じなのよ。そりゃ、怒るでしょ!」

と、自分のことでもないのに怒るハイエナ。

「だとしても、ハイエナさんは関係ないのでは?そのとき、すでに退職されていたのだから」

と、私が話すと、

「ホント、生意気ね。口答えばかりして」

と、私を睨むハイエナ。夫が、口癖のように、息子たちに、

「医師になっても、看護師とだけは関係を持つな。まして、結婚などあってはならぬことだ」

と、言っている意味がわかったような気がしたわ。
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