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【暴行野郎Xチーム】淫獄に墜ちて雌奴隷になった令夫人・千佳子
第16章 交渉決裂
「ということは、すべて旦那さん任せって感じなのかい?」

と、訊くジラーフ。頷くと、

「いいなあ。従順で、マゾのニオイがプンプンするよ。ま、俺にとっては、サドな女王様を屈服させて縛るほうが好きだけど」

と、話すベアー。

「どこが従順なの?独善的で、自己中心的な嫌な女!」

と、私を終始睨み続けるハイエナ。

「しかし、旦那さんが坐骨神経痛でセックスできないとなると、30歳の身空で、欲求不満だろ。これからどうするんだい?」

と、ずっと話を聞いているだけだったリーダーのウルフが口を開いた。なんとなく、核心の話が始まるような気がしたわ。

「欲求不満?」

と、訊き返すと、

「そうだ。セックス無しで、ずっと過ごしていくのかい?セックスには健康上のメリットがあるのは知っているよね?セックスをすると、『幸福ホルモン』ともいわれる、オキシトシンやエンドルフィンが分泌されて、血圧を下げ、ストレスを減らすのに役立つとか?」

と、話すウルフ。それくらいは知っているけど、

「別にセックスしなくても、分泌されるわよ。身体を寄せているだけでも十分なのよ。知らないの?」

と、訊き返すと、

「分泌はされるさ。ただ、その質と量が問題だろ」

と、話すウルフ。確かに、そう…。海外の調査か何かで、セックスすることで飛躍的に血圧を始め、もろもろの数値が下がり、ストレス解消につながると…あったはず。

「だからと言って、夫以外と、そういうことをしたいとは思わないわ」

と、話すと、

「貞淑だね。ホスト通いの人妻に聞かせたいね」

と、笑うジラーフ。

「っていうか、時代錯誤。まるで、戦前ね。1人の男に束縛されて、満足だなんて、それこそ、緊縛SMみたいなものよ」

と、嗤うハイエナ。

「そう?束縛されているとか思ったことはないわ。欲求不満とか、そういう感覚がないから。夫がしたければするし、夫がしたくないならしないだけ。パートナーと合わせていくのが、そんなにおかしいのかしら」

と、私が言い返すと、

「ホント、ああ言えばこう言う、嫌な女」

と、腕を組んだまま、睨み続けるハイエナ。

「そうか…。欲求不満にならないということは、俺たちの出番はないってことだな」

と、嘆く感じのジラーフ。

「みたいだな。残念だ」

と、明らかに嘆く口調のシーライオン。
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