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えっちなBL短編集
第2章 狂信的な夜[文系大学生×俺様ホスト]
オートロックマンションに着き、エレベーターの中でも我慢できずお互いの体を求めた。

「んっ…ん、ぁっ…!」

静流の首に手を回し、ずっと我慢していたキスをして腰を押し付ける。すでに静流のものは布越しにでもわかるほど硬くなっていた。

「紫…紫…」

エレベーターが最上階に着いてもキスがやめられない。やっとのことで玄関まで着き、家に入る。

「はぁ、はっ…っ、もっと、呼べ」

「紫、可愛い…、紫、すきだ」

その言葉を言われると無性に泣きたくなってくる。心が満ちてもういっそ死んでしまってもいいとすら思う。

ベッドに押し倒され、服を脱がされる。柄シャツを脱がされると、静流は数秒止まった。俺も下を見てその理由に気づいた。両胸に貼られたテーピングの存在。

「どうしたんだこれ?テーピング?」
「今日は胸に触るな」
「え。どうしたんだ?怪我でもしたのか?」

説明するより見せた方が早い。テーピングを剥がして見せた。隠していた乳首は赤く色づき、ツンとたっていた。

「!」
「っ、いじりすぎなんだお前は。しばらく触るな」
「俺がいじりすぎたばかりに…」

静流は瞳孔を開いて胸を凝視した。それはそれでくすぐったくなる。

「今日は触りすぎないようにする」
「…触るな」

静流はそれは嫌だと言うように無言で俺の目を見て訴えてくる。

「……少しだけならいい」
「紫…!」

まただ、俺がリードしたいのにまた流されてしまった。
そんなこんなで前戯が再開される。首筋にキスを落とされ、下も脱がされる。触られるたび体が熱く、汗ばんでくる。

「お前も、脱げ」

俺だけじゃフェアじゃない。静流のベルトを外し、彼のモノを取り出す。…でかい…。赤子の腕ほどある。これがいつも俺の中に入っているのかと思うと少し恐ろしいな。

「紫、触ってくれるか?」

珍しく静流がそう言ってきた。求められる感覚がたまらなく、体勢を変えて、静流の上に跨る。硬い自身に触れ、上下に擦る。

「気持ちいいか?」
「ああ…」

同じ男として静流のモノは羨ましい。こんなに硬くて太くて、力強い…。早く欲しくなり、静流を押し倒してキスをしていた。

「はぁ…っん、っ、むら…っ、」
「ん、ふ…っ…んん」

静流の手が俺の頬に添えられ、舌を絡ませられる。…舌が溶けそうだ、気持ちいい。今すぐにこれを中に挿れたい。
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