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えっちなBL短編集
第3章 チェスの天才、シヴの悩み[パリピ青年×チェスの天才]
目の前がチカチカする、でもエドガーの声や受ける快感だけははっきりとわかる。…今まで誰とも対等な関係を築けなかった俺のために。涙と笑みが両方溢れ落ちる。

「はぁっ、はっ…、えど、がー」
「何だ?」

「こんなこと、するのは…と、もだち、だから…なのか…っ」

友達とはいつの間にかなっているものだって誰かが言っていた。だからそうなのかと思って聞いた。だが…

「…クハハッ!あっはははっ!マジでシヴっておもしれー。俺とお前が友達?そんなわけねぇだろ。普通はそこ自分に恨みがあるからかとか聞くもんだぜ。ほんとなぁんもわかってねぇんだな」

エドガーはゲラゲラと笑った。ああ…友達じゃなかったのか…。普通という言葉が胸に刺さる。…友達じゃないのか…。

「シヴ、よく聞けよ。この俺がテメェに何度も何度も話しかけてやってんのに毎回酷い態度取ってたよなぁ。お前が今後その腐った態度改めんなら友達になってやっていい。どうする?」

「っ、あ、くっ…っ、ッ〜、あらためる…っ、わるかった、っ…ぁ」

話ながら緩やかに腰をグラインドされ、ちゃんと話したいのに上手く喋れない。人とうまく喋れないのは生まれつきだが…。

「じゃあお前からお願いしてみろ。“友達になって”って。これで対等な関係になれるだろ?」

「っ、!」

あるところを擦るたびに、さっきの目の前が真っ白になるやつが来そうになる。喋るか動くかどっちかにして欲しい。

「おら、何勝手に気持ちよくなってんだ、さっさと言えよ」
「っ…!…っと、も、ともだちに…っ…な…」

顔を掴まれ、エドガーの緑の目と目が合う。言葉が詰まる、あと少し、あと少しだというのに…いえない。

「俺を待たせれば待たせるだけ、話す言葉も増えてくぞ。5、4、3…」

「っ、ぁ、と、ともだちに…!なって…」

「時間切れ。はい、復唱。“早漏短小チ○ポの分際でエドガー様の時間取ってごめんなさい”」

「そ、早漏、短小チ、ポの分際で、エドガー様の時間取ってごめんなさ、いっ…!」

「“気持ちいいとこ、たくさんついていじめてくださいお願いします”」
「っ、あっ、きもち、いいところ、たくさん、ついて、いじめてくださ、いっ、はぁっ、あっ、おねがいします、えどがー様ぁっ」

限界が近づくたび、自分が何を言っているのかわからない。激しくなる揺さぶりに、耐えられない…!
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