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えっちなBL短編集
第4章 エドガーの裏の顔[サイコxアスペ]
翌朝、シヴより早く目が覚め、彼が目を覚ますのを待った。暇なんで彼のスマホを見て色々履歴を漁る。

電話番号と住所、家族構成、よく聴く音楽。スマホからいろんな情報を得られた。意外なことに妹と弟がいるらしい。それは今後に使えそうだな。

「ん…」

「シヴ!起きたのか!本当悪い!俺酒癖悪くてよ、酷いことしちまったよな」

大きい声で全力で謝る。ここでこいつがどう反応するかが問題だ。怯える?怒る?戸惑う?

「…」

しかし、こいつの反応は無。無表情でこっちを見つめてくる。何を考えているのかわからない。もしかして覚えていないのか?

「シヴ、昨日のこと覚えてるか?」
「…着替えさせてくれたのか」
「ああ、シヴの服は今洗濯回してるぞ」

シヴは相変わらず話が通じず、着替えさせたロングシャツを撫でる。酒と薬で記憶がないのかも知らないが、聡いこいつなら何があったのか悟るかもしれない。

「シヴ、悪かったな。酷い目に合わせちまって」
「…」
「…何か怒鳴るとか殴るとか、そういうのないのか?」
「エドガー、俺は怒ってないぞ」
「はっ?いや、そんなはずねぇだろ。…そもそも何があったか覚えてるか?」

シヴの反応は淡々としており、何を思っているのかわからない。そもそも自分の状況を理解しているのか。

「あんたに犯された」
「…ああ、悪かった。謝っても許されることじゃねぇよな。でも、本当ごめん」

犯された奴の反応じゃねぇな。淡々としすぎている。奴の目からそれはよくわかった。彼が話すのを待っていると…なぜかふわりと笑った。

「…フッ。あんたは中途半端に人がいいんだな」
「?」
「謝らなかったら、当然のことなんだって流していたのに」
「流すなよ。こんなこと異常なことだってわかるだろ」

シヴは天井を見上げる。なるほど、彼は良いことも悪いことも流してしまうらしい。だからこんなにも淡々としているのか。

「じゃ、教えてやる。友達だからな」
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