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えっちなBL短編集
第5章 神様の生贄になった子供達
「か、かみさま…っ」
「どうかした?」
服の中に帯が入って、体を弄られてゾクゾクする。こんなこと初めてで心臓が張り裂けそうだ。
「な、なんて呼べばいい?」
「ああ、このままだとお兄さんの名前で呼んでしまいそうで怖いんだね」
ずっと見透かされている。そんなことどうでもいい。この状況を何とかしないと、これじゃあ兄さんとこんなことをしているような気分になる。
「ふふ、いいよ。教えてあげる。僕は梔子(クチナシ)。“梔子お兄ちゃん”でいいよ」
鼻先がくっつき、金色の瞳と間近で目を合わせられた。俺の心を深く見透かすその目が恐ろしくも魅力的で目が離せない。
クチナシ…日本の三大芳香木の一つ。6月頃に大輪の花を咲かせ、芳醇な香りで皆を虜にする低木。名前の由来はクチナワ(=蛇)しか食べないナシ(=果実)からきている。
「どうかした?」
服の中に帯が入って、体を弄られてゾクゾクする。こんなこと初めてで心臓が張り裂けそうだ。
「な、なんて呼べばいい?」
「ああ、このままだとお兄さんの名前で呼んでしまいそうで怖いんだね」
ずっと見透かされている。そんなことどうでもいい。この状況を何とかしないと、これじゃあ兄さんとこんなことをしているような気分になる。
「ふふ、いいよ。教えてあげる。僕は梔子(クチナシ)。“梔子お兄ちゃん”でいいよ」
鼻先がくっつき、金色の瞳と間近で目を合わせられた。俺の心を深く見透かすその目が恐ろしくも魅力的で目が離せない。
クチナシ…日本の三大芳香木の一つ。6月頃に大輪の花を咲かせ、芳醇な香りで皆を虜にする低木。名前の由来はクチナワ(=蛇)しか食べないナシ(=果実)からきている。