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花魁〜OIRAN〜
第14章 極道・佐平次
最初、桔梗の馴染み客、佐平次は、たかが女郎の戯言と、桔梗の言葉を無視していた。

しかし桔梗のもとに通うたびに懇願され、さらに身銭を切ってでも佐平次に奉仕するからという桔梗の願いについに折れた。

「けっ!てめえは怖い女だぜ、桔梗。だが極道の俺とはお似合いさね。少しばかり夕霧を痛めつけてあのお綺麗な顔に一筋刀傷でもくれてやるか。それで花魁としては終わりだ」




そして佐平次は夕霧が客をとらない晩を桔梗からの内通で確認し、その丑三つの時刻こっそりと夕霧の寝間へ忍んで行った。
悪事には慣れている。郭のひと部屋に忍び込むなど容易いものだった。

夕霧は久しぶりに客をとらない一日を過ごし、日頃の澱のようにたまった疲れを癒しながらウトウト過ごしていた。

紅い襦袢を軽くひっかけただけの姿は、肌の白さを際立たせ、外に面した窓辺に横座りしながら故郷を想い目を潤ませる姿はまさに天女のようであった。

(…こんな上玉の顔に傷をつけろ、てか?もったいねぇ話だぜ。)

佐平次は廊下側の障子の隙間からその姿を覗き見し、内心でつぶやいた。

(しかし傷がつくまえに味見をしても桔梗にはバレまい。ひひひ)

佐平次は音も立てずに夕霧の部屋の障子をあけ、こっそりと夕霧の背後に近づくと、眠り薬をたっぷり染ませた手拭いで、夕霧の鼻と口をふさいだ。

「…う…誰…」

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