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第16章 拒絶



 霧野が俺に体だけの関係を求めているなら、俺も多くは求めない。
たまに仕事帰りにうちに寄って、セックスをして帰る。
それでいいじゃないか。
彼女がそれで満足するなら、彼女のストレス発散になるなら、それで。
ほかの男のところに行かれるよりよっぽどましだ。



彼女の背中側の首筋に、消えかけのキスマークを見つけた。
霧野は気づいていないのか。
もしかして、今日一日で誰かに見られたんじゃないのか? 

だったら――好都合だ。
いい虫よけになる。

俺は上から重ねるように、そこを強く吸った。
霧野が、ん、と鋭く声を上げた。



 胸を近づけて体ごと彼女を壁に抑え込んで、右手を手首から離して手探りで彼女のスカートを捲る。
膝で彼女の脚の間を、下着越しにぐり、と押す。



「や……っ」

 霧野が腕の中で身動ぎして、もう片方も手首を外そうともがく。
俺は立ち上がり始めた自分自身を、彼女の腰に擦り付ける。

霧野が何か言っている気がしたが、耳に入らなかった。


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