この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
unbalance
第16章 拒絶



 霧野が俺に体だけの関係を求めているなら、俺も多くは求めない。
たまに仕事帰りにうちに寄って、セックスをして帰る。
それでいいじゃないか。
彼女がそれで満足するなら、彼女のストレス発散になるなら、それで。
ほかの男のところに行かれるよりよっぽどましだ。



彼女の背中側の首筋に、消えかけのキスマークを見つけた。
霧野は気づいていないのか。
もしかして、今日一日で誰かに見られたんじゃないのか? 

だったら――好都合だ。
いい虫よけになる。

俺は上から重ねるように、そこを強く吸った。
霧野が、ん、と鋭く声を上げた。



 胸を近づけて体ごと彼女を壁に抑え込んで、右手を手首から離して手探りで彼女のスカートを捲る。
膝で彼女の脚の間を、下着越しにぐり、と押す。



「や……っ」

 霧野が腕の中で身動ぎして、もう片方も手首を外そうともがく。
俺は立ち上がり始めた自分自身を、彼女の腰に擦り付ける。

霧野が何か言っている気がしたが、耳に入らなかった。


/264ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ