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第17章 顔色



 相馬の隣の椅子を動かして、相馬の斜め正面あたりに陣取る。
相馬がそれを見て、組んでいた足を解く。
このポジションなら、真正面より膝がぶつからないから近くに寄れる。

テーブルにポーチの中身を広げる。
お化粧直し用の簡単な道具しかないけれど、だからこそ、コンパクトで応用が効く厳選されたものばかりだ。
日焼け止め入りの下地、万能コンシーラー、色つきのパウダー、リップにもなるチーク、ベージュのアイシャドウ。

大丈夫、これだけあれば。
少なくとも今のままよりはずっとマシな顔にしてみせる。



 特に、クマと顔色は今週に入ってからの私の研究課題だ。
お化粧を落としたら、正直……私の顔も、相馬と似たようなもんだった。



「何、俺の顔に化粧すんの」

「私の使いさしで申し訳ないけど……クマ隠して血色良くするだけだから。バレない程度。ね、お願い」


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