この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
unbalance
第23章 口元
ずず、と音を立てて相馬が蜜を吸う。
その音を掻き消すつもりではないけれど、被せるように私の喉から勝手に声が漏れる。
「あ……ああっ……!」
だめ、の二文字すら声にならないほど、相馬は私を激しく攻めた。
蕾を口に含んで吸い、裏を舌でなぞり、蜜をじゅるじゅると吸い上げて、まるでしゃぶり尽くすように。
私はただ甲高い声を上げながら、体をしならせているしかない。
腰が疼いて、勝手に動く。
相馬はそれを両腕でしっかり押さえ込んで、いっそう顔を押しつける。
やだ、気持ちいい、無理、これ以上は、イッちゃう――イキたい……。
どうして。
私、今日はこうならずに、相馬にさえ満足してもらえればそれでよかったはずなのに、
自分はこうならないはずだったのに。
堪え性がなくて本当に嫌になるけれど――もう無理、耐えられない。
最後までしたい、我慢できない、相馬、
私の横で膝をついた相馬の腰が、前後に揺れているのを見た。
相馬……相馬も、したい?
してあげる!