この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
unbalance
第34章 ロングアイランドアイスティー



「霧野」

「は、はい」

「俺、その……いろいろ、酷いこともしたし、言ったけど……一応、霧野のことだいじにしたいとは思ってるし……嫌なことは嫌って言ってくれたらしないし……」



 話しながら相馬は、顔を上げず、自分のグラスから立ち上る泡をじっと見つめていた。



 ああ――この人、本当に、本気なんだ。

 本気で、私に振られる可能性を考えてるんだ。



「愚痴とかいつでも聞くし。疲れたらいつでもうち泊まっていいし、霧野がセックスしたいときはいつでもするし、したくないときはしないし、」

 ちょちょちょちょっと!

 普通の音量でそういうこと言わないで!



「仕事も手伝うし、霧野に仕事持ってこないように裏で根回しでも何でもするし。使えるよ、俺、いろいろ」

「そ、そんな、」

 思ってもいない話の方向に、私は慌てる。

「そんなつもりで相馬と付き合うんじゃない、」


「じゃあどういうつもりなら付き合ってくれる?」

 相馬が急に顔を上げて身を乗り出した。


/377ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ