この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
unbalance
第36章 歯磨き



 相馬の息が熱くかかる。
私のおなかがきゅんと締まる。
相馬のシャツをぎゅっと握ると、相馬が私を抱き締める手にも力が入った。



 だめ、相馬、もっと……っ。
だめなのに。
今日は相馬にいっぱい寝てもらうんだと思ってたのに。
キスまで、って決めてたのに――もっと、



 はっと相馬が息を吐いて、唇を離した。

「……ごめん、寝るんだったね」



「……あ……」

 ……やだ、なんて、言えない。
相馬は、寝るんだ。
引き止めちゃいけない。
相馬の睡眠を削った、張本人である私が。



「……うん」



 相馬が元の位置に戻る。
ブランケットを二人のおなかに掛け直して、私に向こうを向かせて、後ろから抱き締める。

 体に取り残された熱がもどかしい。



「霧野、この土日の予定は?」

「あ、えっと……日曜日に友達とランチに行く予定」

「じゃあ、明日の夜までは俺が拘束しててもいい?」

 拘束、なんて言いかたしなくていいのに。

「……うん、」


/377ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ