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第36章 歯磨き



「デート、行きたいとこある?」

 デート。

「いいよ、そんな、今さら」



 そんなピュアな段階は、私たち、とっくに通り越しちゃったじゃない。



「霧野は、俺と出掛けたくない?」

「そういうわけじゃないけど、」

「俺といるところを見られたくない?
 それとも、俺にセッスク以外で時間を使いたくない?」

「違うって!」



 私のおなかに回された相馬の腕を、ぎゅっと握って言葉を止めさせる。



「ただ……私、相馬みたいなアクティブな遊びできないから……」



 相馬がふだんどんな休日を過ごしているかなんて知らないけれど、きっと私とはぜんぜん違うんだろう。
ここしばらく、休日なんて、睡眠負債を返して、掃除と洗濯とごはんの作り置きをしたら精一杯だ。
遊び、と言われて思いつくことすらない。悲しいことに。


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