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第36章 歯磨き



「霧野はたまに弁当持ってきてるよね」

「外回りの邪魔にならない日だけ。あとは、寝坊したら、手は抜くかな」

「寝坊っつったって……」



 相馬がおなかを撫でていた手を止めて、自分より遅く帰って家も遠いのにとか考えてるんだろうなとわかった。



「明日さあ」

 相馬が言う。

「買いもの付き合ってくれん?」

「いいけど」

「調理器具を買う」



 ……まさか。



「俺が霧野の弁当を作る」

「気ぃ遣わないでよ」



 ちょっと首を捻って後ろを見ようとしたけれど、相馬の顔までは見えなかった。



「そしたら霧野が平日一時間余分に寝られるだろ。
そしたら休みの日に俺と遊んでくれるかもしれないだろ」

「そ、そこまで遊べないわけじゃないよ」

 私の言いかたが悪かったようだ。


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