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第39章 熱



 身体にはブランケット。
カーテンの隙間から刺す日光は真夏のそれだった。

部屋を見渡して、時計を探す。
あいにく、壁掛け時計や置時計はなかった。
私の腕時計は、お風呂に入るときに鞄に仕舞っちゃったし。
スマホはどうしたっけ、と起き上がろうとすると、全身が鉛のように重かった。
さもありなん、だって昨夜はあんなに――



 ――相馬は?



 す、と気温が下がった気がした。

 どうしていないの。



 お風呂かお手洗いかな。
何とか上半身だけ起こして、ブランケットを肩から被って胸元を隠す。
相馬がいつ戻ってきてもいいように。



 耳をすますけれど、廊下のほうも静かなものだった。
聞こえてくるのは、エアコンと冷蔵庫の機械音だけ。


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