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unbalance
第39章 熱

「あ、あの……服、着るから……」
「ん、新しいの出す?」
「ううん、これでいい、けど、」
「ブラとパンツだけでも替える? 取ってこようか?」
相馬が立ち上がりかける。
「んー、いや、できたらあとでシャワー貸してもらってから……!?」
私が気づいたことがわかったのだろう、相馬がにやりと笑った。
「泊まる気満々、じゃん?」
「そ、そういうわけじゃ……!」
「ワンセット置いていきなよ。そしたらいつでも泊まれるからさ」
ローテーブルに頬杖をついて相馬が笑う。
――悔しいけれど、私も、それがいいと思う。
「む、向こう向いてて」
「何で?」
「服着るから!」
「いいよ、着たら?」
もう!

