この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
unbalance
第40章 泡



「ん、ちょっと、相馬、」

「優人って呼んでくれないの?」

 ……だって……、



「昨夜は呼んでくれたじゃん」

「どうすんの、会社でぽろっと出ちゃったら」

「俺は美愛に迷惑掛けるようなことはしないよ」

 ……すぐセクハラ言うくせに。



「私、自信ないよ」

 相馬にぬるぬるの手で体中を撫でられながら、声が揺れないように気をつけながら、何とか会話を続ける。

「俺は、いいよ。会社で優人って呼んでもらっても」

「だめだよ!」



 それは、だめでしょ。



「え、じゃあ、会社の人に付き合い始めたって言っちゃだめ?」

 え、言う気でいたの?

「……美愛が嫌なら言わないけど……」



 相馬の手が止まる。

「どうしても、一人だけ、口止めもちゃんとするから……だめ?」

「誰?」



 薄々察しながら聞いてみる。
相馬の口から出たのは、案の定、相馬がいちばん仲の良い、チームの先輩の名前だった。


/377ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ