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第40章 泡



「あ、ん、」

「エッチなこと考えてる?」

「考えてな、」

「ふーん」



 相馬が私を立たせて、私の体を回した。
裸の私の正面に、相馬が膝をついて座っていて、顔の目の前に、茂みが、近い、



 相馬の手が私の足を満遍なく撫でて、



「洗い足りないとこないですかー」

 わざとだ。
わかってる。
わざと――そこだけ、洗ってない。



「ん、そうま……」

 疲れてる、のに。

 何もしないつもりだったのに。



「下の名前で呼んで」

「だって、」

「エッチしてるときだけは呼ぶってルール、どう?」

 ん……それなら……いい、かも……。


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