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第6章 睡魔



 もう体を立てているのがしんどいほどに眠くなっていた。
お行儀悪いとは思いながらも、頬杖に頭の重さを乗っけたまま、

「ごめん、こんな話」

「いや、いいけど」



 あーあ。まさか、こんな話を相馬にするなんて。
弱みを見せてしまったようで、でも、それを後悔できない自分が、今は怖かった。



 酔っている。



 相馬はいちばんだめだって思ってたのに。
相馬にはぜったい見せたくないと思ってたのに。
仕事上の距離が近すぎるし、相馬みたいな人には私の気持ちなんてわかんないだろうし……そもそも興味もないだろうし……。



 がくっと自分の頭が落ちた衝撃で、はっと目を覚ました。
やばい、このままじゃ寝落ちてしまう。
慌てて背筋を伸ばして座り直す。



 今、何時? 
もうタクシーの一台ぐらいなら捕まるころかもしれない。


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