この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
unbalance
第6章 睡魔



 もう体を立てているのがしんどいほどに眠くなっていた。
お行儀悪いとは思いながらも、頬杖に頭の重さを乗っけたまま、

「ごめん、こんな話」

「いや、いいけど」



 あーあ。まさか、こんな話を相馬にするなんて。
弱みを見せてしまったようで、でも、それを後悔できない自分が、今は怖かった。



 酔っている。



 相馬はいちばんだめだって思ってたのに。
相馬にはぜったい見せたくないと思ってたのに。
仕事上の距離が近すぎるし、相馬みたいな人には私の気持ちなんてわかんないだろうし……そもそも興味もないだろうし……。



 がくっと自分の頭が落ちた衝撃で、はっと目を覚ました。
やばい、このままじゃ寝落ちてしまう。
慌てて背筋を伸ばして座り直す。



 今、何時? 
もうタクシーの一台ぐらいなら捕まるころかもしれない。


/264ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ