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SSS-EX 世紀末青春子守唄
第3章 『目を閉じておいでよ』
夕食を終えて、大学生の下宿アパートに戻った4人。寒い部屋。炬燵に足を入れて、駄弁っていた。

『かよ』が、

「さっきのオジサンが言っていたけど、確かに、両手に花っていうか、そんな感じよね。『ヒロくん』は幸せ?」

と、訊くと、『ヒロ』が、

「お姉ちゃんが3人もいたら窮屈だよ」

と、笑った。確かにそうかもしれない。私たちは、『ヒロ』くんに愚痴を聞いてもらって、スッキリしているけど。長々と愚痴に付き合わされる『ヒロ』くんはつらいよね。

「愚痴ばかり聞かされて自由がないものね」

と、私が話すと、

「そこじゃないよ。物理的な感じ」

と、『ヒロ』は答えた。

「物理的?」

と、『かよ』が訊いた。

「もしかして、ハグされるのがつらい?」

と、笑うのは『ゆか』。確かに毎日、毎日、ハグし合う2人。でも、ハグってお互い様では?と私は思った。『ヒロ』も、

「それはない」

と、すぐに否定した。そうよ。『ヒロ』は『ゆか』のハグが好きなはずだから。特に、最近は『ゆか』も、女性らしい体型になって来て、ふっくらしたもの。前は、少しやせ過ぎだった。本人もAカップを気にするくらい。

ふっくらしたと言っても、Bカップだったけど。それでも、『ヒロ』は、ハグされると嬉しそうなのは、あの胸の影響かもしれないと思っていた。

胸の大きさは、3人のなかで、私が一番、大きかった。それはそれで、コンプレックスだったけど。何と言っても、昔から「巨乳はバカ」という都市伝説みたいなものがあったから。

『ゆか』がBカップ。『かよ』がCカップ。私がDカップという感じだったと覚えている。みんな、今はどれくらいになっているのやら…。

「じゃあなに?」

と、訊いたのは、『かよ』。答えにくそうな『ヒロ』。

物理的に窮屈???私も考えた。確かに、4人で1つの炬燵を使うのは、確かに窮屈かも。そういうことじゃないよね?

「もしかして、ここが大きくなって窮屈なんじゃない?」

と、炬燵越しに『ヒロ』の股間の辺りを指さす『かよ』。

「『かよちゃん』、何を言っているの!」

と、顔を真っ赤にして話す『ゆか』。でも、私もそれは一瞬考えたけど、口にはしなかった。それでも、それを口にするのが『かよ』。
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