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SSS-EX 世紀末青春子守唄
第3章 『目を閉じておいでよ』
右隣に座っていた『ヒロ』のそこを見た。確かに『かよ』が言うみたいに、大きな何かがジーパンの中に隠れている。明らか大きい何か。まるで、ジーパンの中に冬瓜か何かを隠しているような。マジで。いつの間に、こんなに?と思ったけど、対面に座る『ゆか』も、同じように、『ヒロ』の股間を見て、私の顔を見て、眉を顰めていた。多分、可愛いと思っていた弟分みたいな『ヒロ』の股間にあんな大きなって思っているのかもしれない。

言い出しっぺの癖に、『ヒロ』の対面に座っているから、意外に見えない『かよ』。大きさに気が付いたのは私、『ゆか』の順だった。

私の頭に、💡閃いた。

「ねえ、窮屈の話は答えが聞けないし、あのゲームしない?」

と、私が言いながら、「王様ゲーム」の箱を指さした。合法的に、『ヒロ』のアレを見る方法は、あの「ゲーム」だと思った。

『ゆか』が眉を顰めたまま、私を見て、首を振った。明らか、「止めよう」という表情だったけど、『かよ』が、

「そうね。気になっていたのよ」

と、私に合わせてきた。せっかく、さっきはデニーズに逃げられたのに、再び、盛り返す「王様ゲーム」に困惑する『ヒロ』。

4人という人数は、誰かと誰かの意見が一致すると、途端に半数になる危険な人数。私と『かよ』の意見が一致すると、だいたい物事は動いていた。

というのも、『ゆか』は大人しいから、主張をしないし、それは『ヒロ』も同じ。この2人は、もっと親密な関係なのだけど、共通しているのは、自己主張が控えめということ。

だからか、『ヒロ』と『ゆか』で1/3。私が1/3。『かよ』が1/3。みたいな、三国志みたいな感じのときもあった。

でも、『ヒロ』と『ゆか』の意見が割れることは少なかった。ほぼ、いつも意見は一緒。『ゆか』は、あまり意見を言わない『ヒロ』の代弁をする感じ。でも、自分の意見はあまり言わない。だから、そうなるのかもしれなかった。

このときも、消極的なのは、『ヒロ』と『ゆか』。

多分、私と『かよ』は、大学生のする遊びというものに、大人の何かを感じていたと思う。それに、エッチなことにも興味が湧いていて、あの「王様ゲーム」の文言にエロさを感じていた。

あとから、考えたら、コンドームの件といい、「王様ゲーム」の件といい、あの男子大学生が、進展しない私たちの関係に、刺激を与えようとしていたのかもしれない。
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