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第1章 妻狩り依頼・高慢女の鼻を折れ

自宅のメールアドレスに哲夫医師からメールが送信されていた。

来訪の際の口裏合わせがメインで、

他には、実華子への怒りと言える内容があった。

不倫はないと思っていた哲夫医師にとって、

他の男と密会をしていた事実は許せなかったのだろう。



甘いと言えば甘いが、

妻を信じたいという気持ちを持っていたのだろう。



それを踏みにじった実華子の罪は深い。

メールには、実華子を懲らしめて欲しいと

具体的な罰についても書かれていた。

さらに、プライバシーにかかわる内容も含まれていた。



実華子の最近の写真と、健康診断のデータ。

血液検査の結果などどうでもいいし、人間ドッグの結果も要らない。

俺が確認したかったのは、スリーサイズだ。

今日の日中に見て、驚きのナイスバディだと思っただけに、

数値で知りたいと思うのは、人間の欲求として普通だろう。



身長１７２センチ。

俺の想定内だ。１７０センチ前後に納まっている。

体重７４キロ。BMI２５。

肥満だ。この体重になると、

確かに、野島クラスの男でないと満足させられないだろう。

哲夫医師では、まるで歯が立たないはずだ。

バスト１１２センチ

ウエスト７２センチ

ヒップ１０４センチ

凡そ、俺の想定は間違っていなかった。

となると、ウエスト＋１０センチくらいが

アンダーバストの相場だから８２センチ。

となると、トップバストーアンダーバスト＝３０センチ。

Iカップ。

ホルスタインだな。



俺も、ガタイはデカい。

１８４センチ。８４キロ。

鍛え続けている。これでも一応、総合格闘技の経験はある。

闘争心に欠け、強くはなったが・・・。

そう、俺は憎しみがないと強くなれない。

憎しみのない対戦相手に、闘志がわかないタイプだった。



それは、女に対しても一緒だ。

その点で、実華子は、十分に、俺を奮い立たせてくれる。

不倫をするだけで、俺には十分に制裁の理由になった。