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第5章 情欲に呑まれる…※

玄武はグリグリと手で自身のモノ掴みながら音羽の中に入れていく。

メリッと音がしそうなほど、玄武のモノが少し音羽の中に入った。






その光景に胡蝶は口が少し開いた。

手を音羽の腰に移動すると、玄武は腰を使って音羽の中にどんどん入っていく。







「ああん…っ玄武様……。」

音羽の太ももが震えていた。

「はぁ……音羽、気持ちいいよ…。」






耳元に聞こえる玄武の声に、ゾクゾクした。

こんなに色っぽい男の人の声を耳元で聞くのは初めてだった。

甘いその声に、自分が入れられている訳でも無いのに、胡蝶は玄武の胸を抱き締めた。







玄武が腰を使って律動を始めると、同じタイミングで音羽も胡蝶も体が揺れた。

それはまるで……。

自分が抱かれている気分になった。







「はっ…はぁ……。」

胡蝶を抱きながら、腰を動かすのは大変そうだった。

だけど音羽の中は、少しの刺激でも十分な快楽を玄武に与える。







「はっ…胡蝶。」

玄武は腰にあった手を動かし、胡蝶の顎を掴んだ。

先程より余裕の無い玄武が胡蝶の唇を喰んだ。







「ああっあっ……奥っ…凄いっ……。」

音羽の声が本当に官能的で、その刺激の快楽を知らない胡蝶でも、玄武のキスと音羽の嬌声でどんどん気分が高揚していく。

「はっ…ゔっ……玄武様っ……。」






容赦なく胡蝶の口の中を犯していく玄武の舌に、胡蝶は応えるのもままならない。

「はぁ……。」

玄武は少し離れた唇から吐息を漏らすと、胡蝶の顔を薄っすら目を開けて見た。






しっかり頬まで紅潮している胡蝶が、間違い無くこの情欲に溺れていると確信する。

玄武は胡蝶から手を離すと、音羽の体を抱き上げた。