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幻影の胡蝶 〜桃源郷の寵妃達〜
第5章 情欲に呑まれる…※
玄武に抱かれて、かろうじて膝で立っていた胡蝶の体がストンとお尻をついた。

さっきまで自分が居た胸の中には、音羽が抱かれている。







「うっ…はぁっ…ああっ…玄武様っ!!」

狂った様に玄武のキスを受け止めて、その体は上下に大きく揺らされている。

「もうっ…ああっ!!イくっっ!」







玄武にしがみ付いていた手が離れて、音羽は大きく背を反らせた。

離れた音羽の体を、玄武は抱き締める。

「あっ音羽っ…俺も…出るっ……イくっ…。」







音羽の体をキツく抱き締めながら、激しかった律動が止まった。

玄武が音羽の中に達した事を胡蝶に教えた。







「………………。」

胡蝶は呆然と、荒い息をしながら抱き合う2人を見ていた。







玄武がゆっくりと音羽の腰を上げると、ヌルッと白濁を付けた玄武のモノが音羽の中から出てきた。

同じ白濁が音羽の中からも漏れている。

胡蝶は音羽と同じ所から自分も何か漏れた様な気がした。







「はぁ…んんっ……。」

余韻を楽しむように、目の前の2人はキスを繰り返している。

しばらく余韻を楽しんだ2人はやっと胡蝶を見た。






「!!」

2人の目線が胡蝶に向けられると、胡蝶は肩を跳ねさせた。







「……どうだった?」

玄武はニヤッと笑って胡蝶に聞いた。







先程まで見ていた光景が刺激が強過ぎて。

胡蝶は朱雀と桔梗の交わりを一切思い出さなかった。

それに気が付いて、胡蝶は顔を俯かせた。






「…凄く……官能的でした……。」

あの夜に感じた胸の痛みは、もう2度と感じないと思える位。

2人がしていた行為は、胡蝶の体を高揚させた。




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