この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
幻影の胡蝶 〜桃源郷の寵妃達〜
第6章 寵妃になる為に…※
(キスだけで、体がトロけるよねー…。)
舞鶴は思い浮かべながら、頷いた。
「……そんなに?」
ドキドキしながら、胡蝶は舞鶴の答えを待った。
舞鶴は緩んでいた顔を真顔に戻すと、胡蝶に問いかけた。
「あんた、寵妃になりたいって事でいいのね?」
「…………うん……。」
本当は蘇りを掛けたゲームだと言う事は、舞鶴には黙っておこう。
舞鶴は胡蝶の答えを聞くと、ガシッと肩に手を置いた。
「なら、私があんたを立派な寵妃にしてあげる!!」
「……………。」
何故?
何故舞鶴が寵妃に出来るのだろう。
「だてに長く四神さま達に仕えて無いからね、四神様達の事は寵妃様達よりよく知っているわ!!」
「……でも舞鶴、下の者じゃない……。」
桃源郷の権限は、そんなに持っていないはずだ。
「…まぁ私の事はおいおい話すね。」
そこは微妙にはぐらかされた。
「玄武様は胡蝶を気に入って下さったと思ったけど…何も言われていない?」
「……………。」
実は部屋付きの服は玄武に返した。
あんな風に目立って部屋付きになるのは違うと思ったからだ。
それ以外では玄武から特別何かを貰ったモノは無かった。
首を横に振る胡蝶に、舞鶴はため息を吐いた。
(玄武様に会って確認したいけど…、今はきっと…。)
舞鶴は拳をギュッと握り、顔を険しくした。
「玄武様、昨日は胡蝶の味方をして悲しかったです。」
玄武に寄りかかる様に、鶯は悲しそうに泣いて見せた。
「…鶯はどうしたら気性を抑えられるかね…。」
寄りかかる鶯を抱きながら、玄武は宥めるように鶯に聞く。
「私を玄武様の寵妃にして下さい!!」
舞鶴は思い浮かべながら、頷いた。
「……そんなに?」
ドキドキしながら、胡蝶は舞鶴の答えを待った。
舞鶴は緩んでいた顔を真顔に戻すと、胡蝶に問いかけた。
「あんた、寵妃になりたいって事でいいのね?」
「…………うん……。」
本当は蘇りを掛けたゲームだと言う事は、舞鶴には黙っておこう。
舞鶴は胡蝶の答えを聞くと、ガシッと肩に手を置いた。
「なら、私があんたを立派な寵妃にしてあげる!!」
「……………。」
何故?
何故舞鶴が寵妃に出来るのだろう。
「だてに長く四神さま達に仕えて無いからね、四神様達の事は寵妃様達よりよく知っているわ!!」
「……でも舞鶴、下の者じゃない……。」
桃源郷の権限は、そんなに持っていないはずだ。
「…まぁ私の事はおいおい話すね。」
そこは微妙にはぐらかされた。
「玄武様は胡蝶を気に入って下さったと思ったけど…何も言われていない?」
「……………。」
実は部屋付きの服は玄武に返した。
あんな風に目立って部屋付きになるのは違うと思ったからだ。
それ以外では玄武から特別何かを貰ったモノは無かった。
首を横に振る胡蝶に、舞鶴はため息を吐いた。
(玄武様に会って確認したいけど…、今はきっと…。)
舞鶴は拳をギュッと握り、顔を険しくした。
「玄武様、昨日は胡蝶の味方をして悲しかったです。」
玄武に寄りかかる様に、鶯は悲しそうに泣いて見せた。
「…鶯はどうしたら気性を抑えられるかね…。」
寄りかかる鶯を抱きながら、玄武は宥めるように鶯に聞く。
「私を玄武様の寵妃にして下さい!!」