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幻影の胡蝶 〜桃源郷の寵妃達〜
第6章 寵妃になる為に…※
チラッと見た玄武の目が歪んでいた。

その表情を見て、舞鶴は自分の憶測を確信に変えた。








「……白虎には鶯を頼む予定だ。」

「本当に…先に玄武様にご相談すれば良かったですね。」







舞鶴のその言い方から、すでに胡蝶と白虎には段取りを終えた後の様だった。






舞鶴の言う通り、玄武も胡蝶と白虎は相性がいいと思っていた。

多少白虎は【胡蝶】と言う名前に警戒するかもしれないけど、きっとそれは長い時間では無い。

すぐに白虎は胡蝶本人を見る様になるだろう。







そしてあの愛らしい胡蝶の姿を見たなら。

きっと白虎は胡蝶を寵妃にしてしまう。







玄武ははぁ、と大きなため息を吐いた。

「白虎に会いに行く。」

そう言って、羽織をバサっと着ると、玄武は屋敷から出て行った。








その玄武の背後を見ながら、舞鶴は嬉しそうに口角を上げた。

(やっぱり…、私の目に狂いは無かった。)







胡蝶はきっと寵妃になる。

そして今度こそ……。























「はぁ…、今日はなんでこんな場所で洗濯してるんだろう…。」







胡蝶はいつもの洗濯場から離れた遠い場所で1人で洗濯をしていた。

舞鶴に今日はこの場所で洗濯しろと言われたからだ。







誰も居ない場所で1人洗濯をしていると、考え事もはかどった。

胡蝶は無謀な策略で、玄武にゲームを持ちかけた訳じゃない。

(多分……いや絶対…【胡蝶】もこの手を使ったんだ。)







蘇りたい者しか考えないであろうその戦略。








【四神の寵妃になったら、他の四神はその寵妃に手を出せない。】







寵妃が受け入れない限り、四神達の方からその寵妃を触れる事は出来ないのだ。


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