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第2章 試撮

彼女はすぐにカメラを向く。何度もシャッター音がした。

「メガネ取った方がかわいいよ。すごく印象に残る、いい目をしてるから」

また真衣は、緊張からか、自身の後ろに束ねた髪を触っていた。

「あ…ありがとうございます。KENさん、照れますよ」

「今度は髪の毛、下ろしてみようか？」

「はい、分かりました」

真衣はゆっくりと束ねた髪を解き、自然に下ろした。KENはすぐにシャッターを切っていく。

「真衣ちゃん、下ろした方がかわいい。いっぱい髪の毛、触っていいよ。緊張がほぐれるから」