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ポートレート – Portrait –
第5章 新発見の戸惑い
真衣が鍵盤に近付き額を付けて、少し音がする。驚いた表情をKENが見せ、その瞬間を逃さず撮影できた幸運に感謝した。
————こうすれば…あそこに指が届く気がした…。でも…届かなかった…。
「真衣ちゃん、少し動こうか?少し動かすよ」
KENは、椅子に座った真衣を少しずつ動かし、グランドピアノが湾曲して、凹んでいる側に移動させた。
「自分で触ろうとしたんでしょう?真衣ちゃん。僕もその気持ちは分かるけど、我慢ね」
KENはまた赤い麻縄を持ってきて、真衣の体を背もたれに預けたまま、二の腕が脇腹に付くよう、胴体と背もたれにグルりと縄をかけていく。真衣は本当に、椅子に上下半身とも固定されてしまった。
「真衣ちゃん、いっぱいもがいていいよ…すごく艶っぽいから、たくさん撮るよ」
「はあはあ…KENさん…椅子から全然動けないの…」
————こうすれば…あそこに指が届く気がした…。でも…届かなかった…。
「真衣ちゃん、少し動こうか?少し動かすよ」
KENは、椅子に座った真衣を少しずつ動かし、グランドピアノが湾曲して、凹んでいる側に移動させた。
「自分で触ろうとしたんでしょう?真衣ちゃん。僕もその気持ちは分かるけど、我慢ね」
KENはまた赤い麻縄を持ってきて、真衣の体を背もたれに預けたまま、二の腕が脇腹に付くよう、胴体と背もたれにグルりと縄をかけていく。真衣は本当に、椅子に上下半身とも固定されてしまった。
「真衣ちゃん、いっぱいもがいていいよ…すごく艶っぽいから、たくさん撮るよ」
「はあはあ…KENさん…椅子から全然動けないの…」