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第8章 Voice

「真衣ちゃん…？」

「は…はい…」

————ピンが抜けた手榴弾を手に持って、爆発するのを今か今かと待つ感じがした。また怒られる…。

「いつ出来上がる？」

「えっ…」

「すごく面白い。こういうの待ってたよ。すごいな、女性が書くSMは視点が違うな」

「ありがとうございます！2週間ください！」

「了解！これは楽しみだぞ！」

桐野の近くで仕事をしている女性社員が、気になってチラチラと様子を伺う。

「君達も読んでみたらどうだ」

桐野は女性社員にも真衣のプランを見せた。少しの沈黙の後、正直な感想を漏らす。