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天狐あやかし秘譚
第9章 甜言蜜語(てんげんみつご)
それに、いったい、これだけの大人数、そもそも一人暮らしのこのアパートでどう寝るんだよ!

困った挙げ句、結局、次のようになった。

ベッドに私と清香ちゃん。
ベッドの足元に狐モードのダリ。
そして・・・、

「拙者、世話になる身。ここにて眠るでござる」
芝三郎が狸のぬいぐるみに化け、ダイニングテーブルの椅子の上で眠ることになった。別に狸の姿でもいいのだが、本人曰く、
「寝相が悪いゆえ」
とのことだった。要は狸の姿だと落っこちるらしい。

まあ・・・いいか。

風呂は風呂で問題だった。
とりあえず、私がまず清香ちゃんと一緒に入り、体や髪の毛を洗ってあげる。お風呂に浸かっている内に素早く自分も簡単に汗(と、あとちょっと漏らしたのでアソコ)を流す。清香ちゃんが一生懸命湯船で10まで数えているのは可愛かった。

その次、芝三郎がシャワーとなったのだが、

「綾音殿・・・風呂の使い方が全くわからん」

ということだったので、またひとつため息。ダリが入れてくれれば・・・と思い、ちらっと見るが、すっと目をそらしやがる。

しょうがないので、芝三郎には狸姿になってもらい、更に目隠しをして、やっぱり私がガシガシ洗う。

「はああ!さっぱりしたでござる!できれば、目隠しがない方が・・・」
などと言っているので、力いっぱいタオルでゴシゴシ拭いてやった。
「いだだだっだ!綾音殿、痛いでござる!」
まったく!乙女の柔肌なんだと思ってるのよ!

てんやわんやの末、やっと芝三郎がぬいぐるみ姿で眠りにつき、清香ちゃんがベッドで大胆に大の字に眠りにつく。
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