この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
天狐あやかし秘譚
第101章 純粋一途(じゅんすいいちず)
ダリ様は心配をしたのだと思う。慌てて私の背を手で撫でてくれた。そのあたふたとした様子に、この気持ちを言葉で伝えなくては、と思ったのだが、想いが溢れかえりすぎて止めることができず、半刻ほども私は泣き続けてしまったのだった。

『なんぞ・・・名を呼ばれたことがそれほど嬉しかったのか?』
やっと落ち着いたとき、ダリ様は呆れたように私にこう言った。
『そうにございます・・・可笑しいですか?』
あまりにもカラカラと笑われたものだから、私は少し拗ねてしまっていた。
『いや、可笑しくはないぞ・・・そうか、そうか・・・我が名を呼ぶことは、主にとって嬉しいことか』
そう言って微笑まれたその時のダリ様のお顔は、なんだかとても満足そうに見えたのです。

こうして、私とダリ様は、互いを『ダリ様』『佐那姫』と呼び合いながら、奥州の山の中にて、周辺の妖怪厭魅の長として、また人々から信仰を集める土地神として長く暮らすことになったのだった。
/1450ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ