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天狐あやかし秘譚
第105章 依々恋々(いいれんれん)
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【依々恋々】恋い慕うあまり離れるのが忍びない、名残惜しい様子。
こんなにもあなたに思いが募ってしまって・・・ああ!離れられないのっ!みたいな。
♡ーーーーー♡

九条様と一緒にお仕事ができる!

なんて思って、足が15センチくらい浮き上がってるのではないかと思うほど浮かれていた私だったが、その幸せな時間はあっけないほどあっという間に終わってしまった。

九条様と私は、ミーティングをした次の日に早速、現場に赴き方位占術を実施することにした。

方位占術には入念な準備が必要だ。私はいつものように羅盤(らばん)と暦を用いて方位と星位を確認したうえで、橋本の家の間取りを魯班尺(ろはんじゃく)により測定する。その間に九条様が、橋本の部屋を中心とした地勢を見極めるために、式神『白鷺姫』を飛ばして上空からの俯瞰図を作成してくださる。

方位、星位、地勢、そこに占める占う対象の配置・・・これらが方位占術の成否を決定する重要な変数になるのだ。それらを計算に入れ、運気の流れを予測し、それにより弱方位や吉方位を導き出すのだ。

そのための測量を二人でしている。
これは、いわば『初めての二人での共同作業』・・・
もう、この時点で私のテンションは爆上がりだ。尺を持つ手が震えやしないか、移動する際に思わずスキップになってしまわないかと心配でたまらなかった。

「どう?明咲ちゃん、そっちの測定は終わった?」

私が特殊な尺により橋本の家の間取りを調べ始めて10分ほどが経過した時、不意に後ろから声をかけられた。九条様だ。

その声を聞いただけで切なさと愛しさで、お腹の奥がなんだかきゅううっとし、頭が一気に沸騰を始める。

きゃああ!!九条様!九条様あ!!!
ダメダメ!今・・・今振り向いたら、めっちゃ顔が赤くなってるのバレる、バレちゃう!!
それになんとなればニヤけちゃう。そんな顔、見られてしまったら、私は『恥ずか死に』してしまう!!

「も・・・もう少し・・・です」

顔を向けるのをぐっと我慢し、声を押し殺すようにしてかろうじて平静を装うことができた。一生懸命頑張ったのだが、それでも、なんだかいつもの自分よりも声が数段高くなってしまったようではあった。

だって、だってだって!
心の準備できてない時に声をかけてくるからぁ!
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