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天狐あやかし秘譚
第17章 大声疾呼(たいせいしっこ)
そして、もうひとつ、おまけなのだが、こんなエピソードもある。

鬼道を封滅した後、本部で清香ちゃんや芝三郎と再会し、上述した『糸を通じて縁ができる』という話をしていたときのことであった。

そうか、あの空間であったことが清香ちゃんたちにも伝わって・・・それで助かった・・・
助かった・・・って!ちょい待ち!
じゃあ、あの後の・・・あの後のダリと私のあの、あの・・・・
顔がかあっと熱くなる。

『お願い・・・これ以上言わせないで・・・。そこ・・・真ん中・・・私の一番濡れているところに・・・お願い・・・もう・・・我慢できないよぉ・・・』

淫らにおねだりをして、アソコからびゅうびゅうとお汁を流しちゃったこととか・・・。
嘘・・・もしかして・・・。

ちらっと土御門を見ると、その視線と私の顔色で何かを察したのか、ニヤッと笑った。
やっぱり見てたああああ!

ますます恥ずかしくなり、うつむいてしまう。
それが土御門の嗜虐心を煽ったのかもしれない。土御門がニヤニヤしながら寄ってきた。

「綾音はんも隅に置けませんな・・・あんな・・・淫らに・・・ええですなあ・・・天狐はん、こないな感じ易いおなごとイチャイチャと。」
ひやああ言わないでええ!
すっごく意地悪な顔で言ってくる。ますます私は下を向く羽目になる。

「あ、安心しいな?あんなに時間軸ズレとるところ、正確に知覚できんの、わいくらいやから。他の人にはバレてないよって・・・ただ・・・どうでしゃろな・・・、今度わいと」
言い終わらない内に、ゴン、とすごい音がした。顔をあげると土御門の頭にバインダーが突き刺さるようにめり込んでいた。しかも縦に。バインダーの持ち主は瀬良だった。

「つ・ち・み・か・ど・様!デリカシーがなさすぎです!しかも、セクハラ!!」
「す・・・すみまへん・・・」
「まだ残務処理あるんですから、こっち来て仕事してください!」
「はい・・・」

そのまま土御門は、瀬良に首根っこ掴まれて貸し会議室の業務スペースに引っ張られていった。
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