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天狐あやかし秘譚
第3章 【第2話 狂骨】夢幻泡影(むげんほうよう)

☆☆☆
「もう!ちょっとああいうの、ホントやめてよね!」
着替えをして(ダリには厳重にあっちを向くように指示した)、朝食を摂り(ダリは食べないで私をニコニコ見ていた)、いざ不動産屋さんへ。幸い(いや、不幸?)なことに、仕事はないので、日中フリーで動ける。
わけもわからないと思うが、ダリもついてくる。今は、耳も尻尾もない完全イケメン『人間モード』である。
ダリに言わせると、『狐神モード』<『狐モード』<『人間モード』の順で姿を維持しやすいのだそうだ。意外なことに狐神が最も省エネらしい。
「のお、綾音、その『ふどうさんやさん』とは一体、何じゃ?」
「家を紹介してくれるところよ。来月から住む所探さなきゃいけないんだから」
「ほほー、ムラオサみたいなものか?」
ムラオサって・・・村長さん?まあ、昔は家を探すときは名主とかのところに行ったんでしょうけど・・・。説明するのも面倒だったので、そのままにした。
「ふむ・・・」
ダリは一言呟くと。
「終わったら知らせてくれ・・・我は、少しこの都を見て回ろうぞ」
ちょ・・・!
私が何か言う前に、ダリはふわりと空間に溶けるように姿を消した。
「もう!ちょっとああいうの、ホントやめてよね!」
着替えをして(ダリには厳重にあっちを向くように指示した)、朝食を摂り(ダリは食べないで私をニコニコ見ていた)、いざ不動産屋さんへ。幸い(いや、不幸?)なことに、仕事はないので、日中フリーで動ける。
わけもわからないと思うが、ダリもついてくる。今は、耳も尻尾もない完全イケメン『人間モード』である。
ダリに言わせると、『狐神モード』<『狐モード』<『人間モード』の順で姿を維持しやすいのだそうだ。意外なことに狐神が最も省エネらしい。
「のお、綾音、その『ふどうさんやさん』とは一体、何じゃ?」
「家を紹介してくれるところよ。来月から住む所探さなきゃいけないんだから」
「ほほー、ムラオサみたいなものか?」
ムラオサって・・・村長さん?まあ、昔は家を探すときは名主とかのところに行ったんでしょうけど・・・。説明するのも面倒だったので、そのままにした。
「ふむ・・・」
ダリは一言呟くと。
「終わったら知らせてくれ・・・我は、少しこの都を見て回ろうぞ」
ちょ・・・!
私が何か言う前に、ダリはふわりと空間に溶けるように姿を消した。

