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天狐あやかし秘譚
第28章 窮鳥入懐(きゅうちょうにゅうかい)

ホシガリ様がその肩の上に圭介を乗せる。いつの間にか、彼の手の指の拘束は外されていた。
「ホシガリ様!こいつらは浮内の敵。そのお力もって、殺め給え!」
まだ・・・まだ彼女に人を殺させる気か!
まだ、彼女の心を踏みにじる気か!
「ダリ・・・」
ゆらりと立ち上がる。許せない・・・絶対に許さないんだから!
「ダリ、お願い・・・。壊して。この歪みきった屋敷を壊して!彼女を解放してあげて!」
「な!?」
宝生前が抗議の声を上げかける。
「承知」
ダリがにやりと笑う。
「やめろ!屋敷を壊すなど!!」
圭介が顔を引き攣らせた。彼が何かを命じたのだろう。ホシガリ様がダリめがけて突っ込んでくる。
ダリが槍の石づきを地面に突き立てる。
「久方の天より落つる 雷よあれ
叢雲を散らし逆巻け 山風よ吹け」
呪言に応え、ダリの古槍がまばゆい光を放った。
「ホシガリ様!こいつらは浮内の敵。そのお力もって、殺め給え!」
まだ・・・まだ彼女に人を殺させる気か!
まだ、彼女の心を踏みにじる気か!
「ダリ・・・」
ゆらりと立ち上がる。許せない・・・絶対に許さないんだから!
「ダリ、お願い・・・。壊して。この歪みきった屋敷を壊して!彼女を解放してあげて!」
「な!?」
宝生前が抗議の声を上げかける。
「承知」
ダリがにやりと笑う。
「やめろ!屋敷を壊すなど!!」
圭介が顔を引き攣らせた。彼が何かを命じたのだろう。ホシガリ様がダリめがけて突っ込んでくる。
ダリが槍の石づきを地面に突き立てる。
「久方の天より落つる 雷よあれ
叢雲を散らし逆巻け 山風よ吹け」
呪言に応え、ダリの古槍がまばゆい光を放った。

