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天狐あやかし秘譚
第42章 愛多憎生(あいたぞうせい)
涙を流して首を振り、苦悶の表情を浮かべる。
AVなんかだと、だんだん女が感じ始める・・・というように描かれるが、あれは嘘だと知った。最後まで真白はただただ辛く、苦しそうにするだけだった。

『イクぞ!・・・お前の・・・お前のマンコに!』

激しいピストンを続けたせいで、射精感が込み上げてきた。これ以上は・・・と思った時、一番深くまでペニスを差し入れた。

『ぐううあああああ!』

痛みか、苦痛か、もしかしたら快感だったのだろうか・・・よくわからないが、真白は目を見開いて首をのけぞらせガクガクと全身を震わせた。痛みでも、苦痛でも快感でも、はっきりいってどうでも良かった。自分がこの歪んだ欲望を吐き出すことさえできればいい・・・その思いしかなかった。

びゅるうるる、びゅるるるう

膣内でペニスが震え、大きく二回精を吐き出す。
その後も、尻に力を入れると、絞り出されるように精液が吐き出された。

『うぐっ・・ぐっ・・ひぃ・・う・・・ううぅう』

涙とよだれでべショベショになった真白はすすり泣き、うめき声をあげる。
いつまでもいつまでも、彼女は涙を流し続けた。
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