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天狐あやかし秘譚
第46章 屋烏之愛(おくうのあい)

☆☆☆
この事があってから、お兄ちゃんは事あるごとに私の身体を求めた。しばらくして、それが『セックス』という営みであり、直感した通り、本来は恋人同士の愛の行為であって、血の繋がった者同士ではしてはいけないことだということを知った。
そして同時に、お兄ちゃんが最初したように、無理やりセックスをすることは『レイプ』というのだということも理解した。
レイプとはひどいことで、男性が女性を支配しようとする卑劣な行為だ、と。
でも、お兄ちゃんは私とセックスする時、いつも、いつも涙を流していた。その様子を見ると、『卑劣な行為に及ぶ非情な男』という風にはどうしても思えなかった。
だから、私は何度も、その行為を受け入れてしまった。求められたら、さほど抵抗をしなかった。そして、トイレでも、お風呂でも、下半身を露わにしセックスに及んだ。お兄ちゃんが求めれば硬く勃起したおちんちんを口に含むことも厭わなかった。
日に日に行為は重なっていく。そして、行為を重ねる内に、私は精神だけではなく、身体も変えられていった。お兄ちゃんのおちんちんに慣れてきたのだ。5回くらいセックスしたころだっただろうか、分け入ってくるおちんちんの感触がゾクゾクとして気持ちいいとすら感じるようになってきた。そして、私の中で震えて精液を吐き出すおちんちんを愛おしいと思うようになった。
最初は痛くて、苦しくてたまらなかった『セックス』が、お兄ちゃんとの秘密のつながりに思えてきたし、行為の最中に余裕も出てきた。そして、そのうち気付くことになる。私の中に精を吐き出したときだけ、お兄ちゃんはとてもホッとしたような優しい顔になることに。そして、セックスの後、必ずぎゅっと私を抱きしめて、すすり泣くのだ。
そんなとき、私はぽんぽんと、お兄ちゃんの背中をたたいてあげる。
大丈夫、大丈夫・・・真白が、お兄ちゃんを守るからね・・・。
お兄ちゃんとの秘密の淫らな行為はパパやママの目を盗んで、頻繁に行われた。そのうち、お兄ちゃんが私のおしっこが出る穴のことを『オマンコ』とか『マンコ』と言っていたので、私もそこをそう呼ぶようになっていった。
この事があってから、お兄ちゃんは事あるごとに私の身体を求めた。しばらくして、それが『セックス』という営みであり、直感した通り、本来は恋人同士の愛の行為であって、血の繋がった者同士ではしてはいけないことだということを知った。
そして同時に、お兄ちゃんが最初したように、無理やりセックスをすることは『レイプ』というのだということも理解した。
レイプとはひどいことで、男性が女性を支配しようとする卑劣な行為だ、と。
でも、お兄ちゃんは私とセックスする時、いつも、いつも涙を流していた。その様子を見ると、『卑劣な行為に及ぶ非情な男』という風にはどうしても思えなかった。
だから、私は何度も、その行為を受け入れてしまった。求められたら、さほど抵抗をしなかった。そして、トイレでも、お風呂でも、下半身を露わにしセックスに及んだ。お兄ちゃんが求めれば硬く勃起したおちんちんを口に含むことも厭わなかった。
日に日に行為は重なっていく。そして、行為を重ねる内に、私は精神だけではなく、身体も変えられていった。お兄ちゃんのおちんちんに慣れてきたのだ。5回くらいセックスしたころだっただろうか、分け入ってくるおちんちんの感触がゾクゾクとして気持ちいいとすら感じるようになってきた。そして、私の中で震えて精液を吐き出すおちんちんを愛おしいと思うようになった。
最初は痛くて、苦しくてたまらなかった『セックス』が、お兄ちゃんとの秘密のつながりに思えてきたし、行為の最中に余裕も出てきた。そして、そのうち気付くことになる。私の中に精を吐き出したときだけ、お兄ちゃんはとてもホッとしたような優しい顔になることに。そして、セックスの後、必ずぎゅっと私を抱きしめて、すすり泣くのだ。
そんなとき、私はぽんぽんと、お兄ちゃんの背中をたたいてあげる。
大丈夫、大丈夫・・・真白が、お兄ちゃんを守るからね・・・。
お兄ちゃんとの秘密の淫らな行為はパパやママの目を盗んで、頻繁に行われた。そのうち、お兄ちゃんが私のおしっこが出る穴のことを『オマンコ』とか『マンコ』と言っていたので、私もそこをそう呼ぶようになっていった。

