この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
天狐あやかし秘譚
第61章 怒髪衝天(どはつしょうてん)
私達の会話が聞こえたのか、宝生前さんが助けを求めるような顔でこちらを見てくる。宝生前も扱いに困っているようだ。ただ、そんな目で見られても、一応、土門は位階が私の遥か上で、直属ではないにせよ上司に当たる人だ。私から何かが言えるわけがない。大鹿島が何も言わない以上、どうすることもできない。

心の中で「頑張れ、宝生前さん!」とエールを送る。

まあ、土門さん、ちょっとかわいいし、宝生前さん、ゲイだって噂あるけど、良いんじゃないかな?私から見れば、なんとなくお似合いな気がする。

なんとなく、宝生前さん、変な汗かいているみたいだけど・・・。

こんなやり取りにも飽きて、私はふと、窓の外に目を向けた。

外はうららかな春の日差しに溢れている。
それを見ながら、ふと、私も恋がしたいな・・・と、そう思った。

今日も、良い日になりそうだ。
/811ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ