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天狐あやかし秘譚
第61章 怒髪衝天(どはつしょうてん)

私達の会話が聞こえたのか、宝生前さんが助けを求めるような顔でこちらを見てくる。宝生前も扱いに困っているようだ。ただ、そんな目で見られても、一応、土門は位階が私の遥か上で、直属ではないにせよ上司に当たる人だ。私から何かが言えるわけがない。大鹿島が何も言わない以上、どうすることもできない。
心の中で「頑張れ、宝生前さん!」とエールを送る。
まあ、土門さん、ちょっとかわいいし、宝生前さん、ゲイだって噂あるけど、良いんじゃないかな?私から見れば、なんとなくお似合いな気がする。
なんとなく、宝生前さん、変な汗かいているみたいだけど・・・。
こんなやり取りにも飽きて、私はふと、窓の外に目を向けた。
外はうららかな春の日差しに溢れている。
それを見ながら、ふと、私も恋がしたいな・・・と、そう思った。
今日も、良い日になりそうだ。
心の中で「頑張れ、宝生前さん!」とエールを送る。
まあ、土門さん、ちょっとかわいいし、宝生前さん、ゲイだって噂あるけど、良いんじゃないかな?私から見れば、なんとなくお似合いな気がする。
なんとなく、宝生前さん、変な汗かいているみたいだけど・・・。
こんなやり取りにも飽きて、私はふと、窓の外に目を向けた。
外はうららかな春の日差しに溢れている。
それを見ながら、ふと、私も恋がしたいな・・・と、そう思った。
今日も、良い日になりそうだ。

